10年

阪神大震災があったのが10年前の今日。
あの日、僕の町でも大きな揺れがあり、布団の中で身を縮めていた。
揺れが収まり布団からでて、家族の無事を確かめるとTVをつけた。
始め状況がつかめていなかったものが、日が明けて徐々に被害の状況が
TVを通して伝わってきた。それは、本当に言葉にも表すことができない
光景が写し出されていた。
幸いというのか、身内や友人に犠牲になったものはいなかったので良かったけれど、
これだけ身近なところでこんな災害が起こり、よく知る景色が変わり果ててしまう
なんて想像できなかった。
5年ほど前には、仕事で神戸に通勤してたこともあり、街は立派に再生されて
いたけれど、そこに暮らすひとの内には癒されることの無い大きな傷痕が
残っているということを知った。
「10年一区切り」とよく言われるように、この震災も一区切りつけて過去の
出来事として済まされていくかもしれない。でも、決して忘れることのできない
思い出であり、これからも忘れてはならないと考えさせられた。