ほたる

次の日が仕事休みということもあって、仕事が終わってからホタルを見にいった。
滋賀県の旧山東町(現米原市)という国の特別天然記念物『長岡のゲンジボタル』が
有名なところを訪れた。


仕事が6時過ぎで終わりクルマで湖周道路を北上。西日の綺麗な夕暮れ。


そして旧山東町役場に着いたのが8時過ぎ。そこにクルマを停めて天野川へ。
川沿いには行灯が施されていて、明るすぎず足元を灯してくれて、しかも
幻想的な雰囲気を演出してくれてた。
  


到着してからすぐは時間的にまだ少し早い為か全然飛んでなかった。
川沿いをずーっと歩いていくと所々で飛んでいるホタルが確認できる程度で
かなりガッカリ・・・。
しかし、時間とともにその数が増えていき場所によっては数十匹が舞ってるところも。
途中、目の前を飛んできたホタルを帽子でキャッチ。
  
当然、すぐに放してやったけれど、ほんと不思議だ。
なんでこんな綺麗な光を放つことができるんだろう?


結局10時過ぎまで飽きることなく、ホタルが舞う光景を眺めてた。
ネオンも街灯もなく、ただ行灯の灯火のみの世界。
聴こえてくる虫や蛙の声が心地よく、こういうのが日本の原風景なんだなーって思った。
忘れかけてた何かを見つけられた気がした初夏の夜だった。